その絶望感がいつまでも襲ってくるのはなぜか?
絶望感というのは誰にでもやってくる。理由がはっきりしないこともある。はっきりしている時もある。全てが最悪に見えてくる。空が晴れていようが、いつもは楽しめる動画が楽しくなかったり、そもそも生きることが心底嫌になるということは多かれ少なかれ誰にでもあるものだ。一生気分よくいられればいいと思うものだが、感情は実に揺れ動くものだ。
まずはあなたが絶望していることを受け入れることが第一ステップだ。今更どうしようもない失敗や後悔で、いつまでたってもクヨクヨしているあなたがいてもいい。自分の理想が高いほど自分を責めたくなるが、責める必要はない。と同時に、責めてしまう自分を受け入れるのが大事だ。
ネガティブから脱せない自分を受け入れる。これが逆説的にネガティブな感情から脱する第一歩である。
絶望しているときにしてはならないこと
絶望しているとき、してはならないことがある。それは絶望している自分を責めることだ。引き寄せの法則を理解し、実践し始めた時、自分がネガティブな感情をもつことを恐れる時期というのがある。ネガティブな感情の影響を理解し始めたので、それをなんとしてでも排除したくなるのだ。
感情の力を理解できるようになったこと自体はとてもいいことだ。まずはそんな自分を褒めよう。次にすることはネガティブな感情を持った自分に対し、それを受け入れ、そして緩やかに、ただし確実に感情を良い気分にしていこう。どうやって?それは紙とペンを使って、だ。
紙とペンを使い、絶望感から立ち直る方法
絶望感から抜け出すために金は必要か?いや、必要ではない。絶望感から抜け出すために話を聞いてくれる人が必要か?いや、必要ではない。問題は自分の思考と感情だ。だからそれを明確にしてやればいい。
その方法はシンプルである。あなたが今思っていることを洗いざらい書き出してしまおう。誰にも見られない場所で、紙に向かって自分の思っているすべてを吐き出してしまうのだ。中には「こんなにひどいことを考えてしまっていいのだろうか」と思うような暴力的なことも出てくるかもしれない。それで良いのだ。全て書き出すべし、だ。
何に関することでもいい、自分が今思うことを書き出していく。言葉の表現がおかしくても、支離滅裂な言葉でも全く構わない。とにかく自分がすべて書き出したと思えるまで書き出す。まず書き出すことそのものに大きな意味がある。
思っていることをとにかく紙に書き出す。思考を可視化することで客観視できる
考えていることを書き出すことの効果
書き出すことは、いいことずくめだ。
- 信頼できる人に全て話すことと同じだけのすっきり感を得ることができる
- 自分の考えていたことが可視化できる。よってネガティブ思考のループを止めることができる
- 外に吐き出すという行為そのものが、心を解放させる
- ほぼ金がかからない。にも関わらず大きな効果をもたらす
書き出すときの注意点
この時、必ず守ってもらいたいのが、自分に嘘をつかないことだ。これは人生全体にいえることだが、自分自身には嘘をついてはならない。これは思ったことはなんでも人に言えということとは全く違う。自分に対しては自分に正直にいよということだ。このブログは道徳ではないので、はっきり言うが、人には嘘をついてよい。むしろ人を喜ばせる嘘ならば積極的につくべきである。ただし、自分の欲を満たすために人を騙すことは悪ではないが(善と悪などというものはない)、それらはすべて自分に返ってくるため、注意したい。いずれにしても、自分に対しては100%本心であることが重要だし、それはあなたの為になる。なによりあなたは気が楽になるだろう。
自分自身に嘘をついている人はその気になればすぐに判断できる。まず、その人の発言はまるで何かの台本を読んでいるかのような不自然さを感じるだろう。そしてその言葉には汚さがなく、不自然なほどに表面的で美徳がある。自分に正直に生きている人の言葉は人によってはまるで綺麗ではないが、そこに不思議な一貫性と美しさがある。自分に嘘をつくことは強くお勧めしない。